仮想デスクトップ(VDI)

仮想デスクトップは、クラウド上のデスクトップOS(Windowsなど)を手元のPCやタブレット等のデバイスから利用するものです。仮想化によって多数のクライアントを一元管理することができます。機密性の高いデータをパソコンなどの端末に残すことなくクラウド上で保管できるため、企業の情報漏洩対策として、また災害などにおけるBCP対策として、セキュリティの観点から注目を浴びているソリューションです。
この構成を必要とするケース
多数のユーザーが利用する仮想デスクトップ環境をクラウド上で構築する場合
(仮想デスクトップサービス事業ベンダー、システムインテグレーター)
この構成のポイント
Windowsベースの仮想デスクトップ環境を構築する事例です。管理サービスの配置されたセグメントと、仮想デスクトップ用のサーバーが配置されたセグメントに分かれており、それぞれファイアウォールの配下に置かれています。後者のセグメントを増やすことで、今後のユーザーの増加などにも対応することができます。
この構成は、1つの仮想マシンに1デスクトップユーザーを収容することを想定しています。仮想マシンを一つ専有して使用するため、Z.com Cloudの1Gbpsの帯域をフルに使うことができ、かつクラウド上の高速なストレージを利用するため、高いパフォーマンスが期待できます。また、仮想サーバーにはバックアップオプションを付けてデータ消失に備えたり、追加ストレージを付けることでストレージ容量をさらに増やすことができます。