活用シーン

Z.com CloudのIaaSと周辺サービスを複合的に組み合わせたビジネス向けの代表的なシステム構成例です。クラウド導入の際、ご参考としてお役立てください。

高速な動画配信システム

動画ファイル等データ用オブジェクトストレージとCDNを利用したサーバー構成図例

Webサイトなどでデータサイズの大きなメディアファイルを扱う時、その配信方法が重要になります。ネットワーク帯域幅はダウンロードにかかる時間に関係し、サイズの大きさは配信サーバーの負荷に関係します。配信に時間がかかると、それはすぐにユーザーのストレスになります。Z.com Cloudのグローバル側ネットワークは1Gbpsの帯域幅を持ちます。これは多くのケースでは十分ですが、動画データなど大きなデータを扱う場合は、オブジェクトストレージとCDNを組み合わせることで、効率的な配信を可能にします。

この構成を必要とするケース

大容量の静的ファイルや音声・動画などのリッチメディアファイルを配信するサービス、アプリケーションをダウンロードさせるサービス
(モバイルアプリ、動画ストリーミングサービスなど)

この構成のポイント

オブジェクトストレージは、容量の大きなデータを無制限に格納できるストレージです。HTTP/HTTPSでデータにアクセスできるため、オブジェクトストレージからそのままデータを配信できます。
また、CDNはコンテンツ配信に特化したネットワークで、エッジサーバーという全世界に配置されたキャッシュサーバーからコンテンツを配信します。
多数のユーザーからのアクセスを多数のエッジサーバーに分散し、最も近いエッジサーバーに接続させることにより、トラフィックを分散しコンテンツ配信を高速化します。この構成では、Webサイトには仮想サーバーを使い、動画ファイルなどコンテンツデータのみオブジェクトストレージを利用します。
オブジェクトストレージはCDNのオリジンサーバーとして設定し、配信するコンテンツデータはCDNにキャッシュされ配信されます。
そのため、Webサーバーの負荷を軽減できるメリットもあります。

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