ニュース
第14回医療OSSセミナーに登壇いたしました
2018年10月20日(土)、京都リサーチパークにて第14回医療OSSセミナーが開催されました。
講演者にはシステム開発者から、実際の医療向けサービスを提供する事業関係者、現場医師など各分野で活躍する医療関係者の方々が参加され、それぞれ異なる視点から、テーマ「OSSが医療にどのような影響を及ぼすのか」についての発表が行われました。
セミナー名 |
医療オープンソースソフトウェア協議会 |
テーマ |
「OSSが医療にどのような影響を及ぼすのか」 |
開催日 |
2018年10月20日(土) |
主催者 |
京都大学/小林慎治 |
会場 |
京都リサーチパーク |
登壇者・講演内容 |
京都大学/小林慎治氏講演内容:「("open data") + ("open source software") = ?」
GMOインターネット株式会社/内田吉則講演内容:「”Blockchain as a Service”と”OSS” GMOインターネットが提供する"Z.com Cloud ブロックチェーン”とは」
関西企業IT担当/菅雄一氏講演内容:「現役IT担当者が語る。中小企業で必要な能力は直感・感覚!! 経営分析は歯が立たない現実」
株式会社ネットワーク応用通信研究所/太田弘明氏講演内容:「日レセAPIの概要と簡単なデモ」
株式会社メドレー/平山宗介氏講演内容:「ORCAを内包した電子カルテ「CLINICSカルテ」の技術と、その先にあるOSS文化の普及」
キワム電脳工務店/高橋究氏講演内容:「「私のため?」26年間開発を続けている電子カルテ WineStyle」 |
本セミナーでは医療分野におけるシステムの開発手法から、構築の考え方、システムの活用方法、先進技術であるブロックチェーンとの親和性について話し合われました。
今回のセミナーで医療業界へのIT技術導入の加速と今後の発展を実感するなかで、参加者からはセキュリティ問題や、現場のITリテラシー不足など様々な課題や不安が挙がりました。
講演を行った株式会社メドレー平山氏は次のように語っています。
平山氏:「医療業界のシステムについては、公にされておらず見えない点が多く参入には気が引けていました。ですが、だからこそもっと明確に参入していける世界を目指したいと考え、現在の医療関連の事業開発に携わることとなりました。(省略)実現には幾多の困難があると実感していますが、課題を解決するためには実際に働く人々とITの開発に関わる人々との繋がりを持たせることが大切です。開発者と利用者の双方が意見を交換し合いながら、実利用イメージを強く持つことで医療業界へのITの進出、OSS化の取り組み推進に繋がっていくと考えます。」 |
今後、医療業界へのITの参入は着実に進み業界や風習の変化も予想されます。その流れのなかで、ITを推進していく開発側にも「利用者の目線や現状を理解し実利用イメージを強く持つ事」は進みゆくIT化のキャッチアップにも繋がる事を改めて感じました。
また、IT化の流れのなかで、ブロックチェーン技術が医療業界へ与える影響も将来必ず大きなものとなっていきます。GMOインターネット株式会社より提供する「Z.com Cloud ブロックチェーン」では現場とIT業界を繋ぐことができるようなセミナーやイベントへの積極的な参加を行い多くの情報交換を行うことで、他社にはない様々なOSSを無償提供し、今後も医療業界へのITの発展や日本のIT推進に貢献していきたいと思います。
「Z.com Cloud ブロックチェーン」へのイベント参加や登壇などのご依頼につきましては以下までご連絡ください。
メールアドレス:info.blockchain.jp@z.com(担当者/吉澤)